目的を表すin order to do と so as to doの 指導ポイント

目的を表すin order to do と so as to doの 指導ポイント

1.内容をまとめると…

 

目的を表すin order to doとso as to doの指導ポイント

 

2.どんな意味・ニュアンスになるのか?

in order to do

「~するために・するように」

He went to America in order to improve his English.

「彼は英語力を向上させるためにアメリカに行った」

 

(単純なto不定詞の副詞的用法よりも目的意識が明確化される。形式ばったニュアンスだが、広く用いられている。)

so as to do

「~するために・するように」

We left early so as to catch the first train.

「私たちは始発電車に乗るために早く出発した」

 

(成り行きや結果として必然的にそうなるというニュアンス。口語的。)

 

3.構造的な違いは何か?

in order to do

前置詞句in order(「順序良く・きちんと・整然と」といった意味)にto不定詞の副詞的用法(「~するために」)が伴ったもの。

 

He went to America in order to improve his English. では「彼」が英語力向上に向けてアメリカに行く上での準備や目的意識がしっかりと整っていたように感じさせる。

so as to do

asは接続詞。We left early so as (we are) to catch the first train.のようにbe to不定詞が伴っていたものと考えられる。

 

 ここでのso as以下は「そうすれば私たちが始発電車に乗ることができるように」という意味。

 

4.言い換え表現は?

in order that …

He went to America in order that he could improve his English.

 

that節内ではcanwillのような助動詞を用いる。

so that …

We left early so that we could catch the first train.

that節内ではcanwillのような助動詞を用いる。

 

so that・・・は、もともとso as that ・・・の形からasが脱落したもの。

 

5.注意するところは何か?

so as to doの位置

文頭では用いない。

否定語の位置

「~しないように」という否定の意味を表す場合、いずれの表現もtoの直前にnotを置く。

in orderの発音

innorderoが連結し、イノーダーのように言う。

 

6.指導上のアドバイス

in order to doso as to doいずれもまずはその語順と、目的を表すという意味を確実に定着させることから始めてください。

 

特にnotを置く位置については大学受験で問われるほどです。

 

3.に挙げた構造的な違いはあくまで指導者側の見識として持っておくべきもので、必ずしも指導する必要はありません。

 

語順と意味を確実に定着できてから、微妙なニュアンスなどを文に感じ取ることができるように、音読等を通じて繰り返し練習させてください。

 

十分な訓練を積んでからthat節を用いた言いかえを、やはり繰り返しの練習を通じて指導してください。

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