be + to 不定詞 をできるだけ暗記しないで覚えさせる指導ポイント

be + to 不定詞をできるだけ暗記しないで覚えさせる指導ポイント

1.内容をまとめると…

 

be + to 不定詞 を出来るだけ暗記しないで覚えさせる指導ポイント

 

2.to には元々「~へ向かっている」という方向を表しているので、「予定」「運命」の用法につながることは容易に理解できる。

The minister is to resign from the Cabinet.

 

(大臣は内閣から辞任する予定である)

(予定)

新聞の見出しなどで頻出。その場合、be動詞が省略される。

He was never to see his son again.

 

(彼は二度と息子に会わない運命だった)

(運命)

否定語neverの位置に注意。

 

3.to で進むべき方向が示されているから「義務・命令」の意味となる。

You are to return the book to the library.

 

(本を図書館に返さなければならない)

(義務・命令)

 

4.toで進むべき方向が示されていることから「意志」を表す。

If you are to succeed, you should make the most of this rare opportunity.

 

(もし成功したいなら、この貴重な機会を最大限利用するべきだ)

(意志)

 


この意味で用いられるのは通常if節の中

 

5.可能を表すことがあるが、否定の内容であることとto be doneの形となるのが特徴

Nobody was to be seen.

 

(だれも見つからなかった)

(可能)

 

Nobody was able to be seen.

 

6.指導上のアドバイス

 

to が持つ本来の意味「~へ向かっている」からの連想と文脈で、「予定」「運命」「義務・命令」「意志」「可能」の5用法は暗記する必要はありません

「可能」だけ注意する必要がありますが、文に特徴があるので簡単です。

 

なお、この「be to不定詞」は、第2文型と混乱しそうですが、以下の点に気をつければ回避できます。

 

My dream is to buy an expensive car. 

(私の夢は高い車を買うことです。第2文型)

 

この場合、主語のmy dreamto不定詞の意味上の主語になりません。

 

一方、

 

The minister is to resign from the Cabinet. 

 

では、主語のthe ministerto resign の意味上の主語になっています

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