英語で授業が出来る教員になるためのステップ

生徒をほめる~英語で授業

教師と生徒の発言割合はどれくらいが適切?

 

 

英語の授業において、教師と生徒の発言の割合はどれくらいが適切なのでしょうか? その時に扱う内容によって、多少の変化はあるでしょうが、私の感覚ですと、3対7(教師3:生徒7)くらいが理想だと思います。

 

教師が一方的に説明している授業は、生徒の言語活動の機会を奪っていることになり、避けなければなりません。

 

それでは、7割の時間、生徒が積極的に英語を使うようにするためにはどうしたら良いのでしょうか?
その答えはズバリ、

 

「ほめる」

 

ことが大切です。

 

昔から「ほめて育てる」「叱って育てる」のどちらが、教育効果が高いのか、という議論がされてきました。どちらの場合であっても、極端ではいけないのは明確ですが、語学の習得に限って言えば、やはり「ほめる」ほうが効果が高いのではないでしょうか?

 

ほとんどの生徒にとって英語は、あたらしく学ぶ言語です。言語の習得は、トライ&エラーの繰り返しといっても過言ではありません。それなのに、過ちを指摘され叱られてばかりいたら、学習意欲が減退するのは目に見えています。

 

反対に、何か出来た時に、先生がそこに反応して「ほめる」ことで、学習意欲が高まり、より高次元のものに挑戦するようになりますから、やはり「ほめる」行為は指導の根幹にかかわることだと思います。

 

ほめられて悪く思う人はいない

 

昔、ニュージーランド人のもとで働く日本人スタッフの女性と雑談していた時のこと。

 

「ウチのボスは、人をほめる時大げさなんだよね。“You are a champion!”とか一日に何度も言うんだよ。」

 

と彼女は話すのですが、表情から察するとまんざらでもなさそうなのです。若干照れながらも、嬉しそうに話してくれました。

 

ワザとらしい賞賛は嫌味にしか聞こえませんが、本気で心からその人をほめる時、ほめられた人は悪い気はしないものなのです。

 

実際に英語で授業をする時に、どのように「ほめる」か?

 

シンプルなものから紹介します。

 

“Correct.”(正解です)
“(Very) Good.”(いいね)

 

などは、ほぼ反射的に出てくるようにしてください。

 

生徒の発言に対して受け流すのではなく、ポジティブな「反応」をするだけで、生徒の気持ちは英語の授業に対して前向きになるものです。

 

当然、声のトーンや表情も大切なポイントとなります。

 

次に、生徒がいい働きをした場合を見ていきましょう。

 

“Perfect.”(完璧だよ)
“Excellent.”(すばらしい)

 

これも感情をこめて言うのと、生徒の名前をつけてあげると効果抜群です。
また、これらひと言の表現には、

 

“That’s …”

 

を加えてあげて、センテンスにしてももちろんOKです。

 

別の表現では

 

“You did a good job.”

 

“good”を強調して、ほめてあげると雰囲気が伝わります。やはり、コミュニケーションは身振り手振り、声の調子などの総合的なものです。

 

自分のキャラクターに合ったほめ方を体得してください

 

ほめる効果は授業だけではない

 

授業に限らず、職場の同僚や後輩などの仕事ぶりに対しても、いいなと思ったら「ほめる」と良好な人間関係が築けます。

 

さきほどの例に挙げたニュージーランド人ですが、彼は気づかいの達人でした。自分の周辺にいるすべての人を心からほめまくっています。ですから彼といると楽しく感じるのです。無意識のうちに彼にほめられたくて、いい仕事をするようになるのです。

 

教師のお手本のような人でした。

 

ほめて何か損することは絶対にありませんから、是非、感謝を表すことと同じく取り入れてみてください。

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